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7 空港機能強化・魅力向上事業費


平成28年8月22日(月)

本日は、以下に平成28年度予算の「富士山静岡空港機能強化・魅力向上事業費」45億8,470万円を紹介します。

この予算は、「空港利用者増加に伴う現在の需要増や、東京オリンピック開催等に向けた訪日需要の高まりに確実に対応するため、空港の利便性や魅力向上が必要」という理由で空港ビルの増改築をしようとするものです。

予算総額は平成31年3月31日までの3か年度で約46億円、そのうち8億300万円が平成28年度の執行予定額です。

しかし、ご存じのとおりこの予算を策定した昨年度に比べ、本年度は空港利用者が激減し、前記必要性の一角は意味を失ったといえます。
さらに、東京オリンピックを理由にしていますが、わずかな期間の特需のためにハコモノ整備とは行政経営の感覚を疑います。
維持管理費は、オリンピックが終わった後も重くのしかかるわけですから。

ちなみに、本年度の国の2020年東京オリンピック競技力向上予算は70億5千万円、同パラリンピック予算が16億5千万円だそうです。
箱ではなく人のために使った方がよいのではないでしょうか。

以下が、その予算の詳細です。(債務負担:複数年に及ぶ契約で来年度以降支出負担する予算)