5 航空物流推進事業費
平成28年6月13日(月)
本日は、以下に平成28年度予算の「航空物流推進事業費」
を紹介します。
この予算は、航空物流を活性化させれば県内経済・産業の振興が図られるという理屈で鈴与はじめ物流関係企業に補助金を出している事業である。
何も静岡空港からの物流を特別に活性化させる意味はないのであるが、事業の必要性に書いてあるとおり、
「現状の貨物取扱量で補助を廃止した場合、荷主の物流費負担が大きくなり、結果的に貨物量の減少を招き、空港利活用の縮小に繋がる。」
などとして、税金を特定企業にばらまき続けているのである。
昨年、「平成26年度では800トンの取扱実績が見込まれ、平成27年度は100トンアップの900トンを目標としている」とした目標にも届かず補助金ばらまきだけが頼りとなっています。
開港前に県が県民に対して空港の必要性を示すため航空貨物輸送量についても試算し、専門家の検証を受けています(資料:
検証静岡空港専門家委員会(2航空貨物空港化))が、その貨物取扱量は85,500トン〜112,000トン
実績との乖離は利用者数以上です。
「それぞれの項目について、その課程も含めあらゆるデータ・資料を厳正かつ慎重に審査してきた」「航空貨物拠点となる可能性を有している」などと言った
専門家らは、いまなお何の責任も問われず県の各種委員などをして専門家面して振る舞っています。
悪が問われることなく栄えているのが現県政なのです。